第二十四番 無量山 養福寺

[宗派]天台宗

  正観世音菩薩(御丈 一尺六寸) 

[所在]川崎市高津区新作1-16-13

     044-866-3796 

[最寄]東急田園都市線 梶が谷駅よりバス

由緒

観音堂はもと寺の裏山にあった。昔老の話によると、堂守りの尼僧がいたが、寄る年波に管理も思うにまかせず、お堂も朽ち果てて、本観世音菩薩の安置もおぼつかなくなったので今から約230年前に、新作村の村人達は相談の結果、養福寺の閻魔堂に安置されることになった。

以来観世音菩薩は養福寺の安置仏となり準西国稲毛第二十四番観世音霊場として今日にいたる。

たまたま養福寺本堂が、老朽のため当山檀信徒及び新作町内特志者150名の浄願により再建を発起、昭和53年(19783月満願落慶された。この再建途上に昭和53年春の観世音開帳を期し、観世音の再建も祈願され本堂と併せて再建され尊像安置の円満を得た。

寺の縁起については詳かではないが、文明元年(1469)、常範法印が開基として明治時代より大正、昭和の初期までに高声念仏の道場として信者多数あり、高声念仏行者大乗和尚(昭和4年[19298月)死去に依り後継者なく途絶えて現在中断となっています。

御詠歌

ごくらくと おもひさだめて たのむべし

 はなもあらたに さくとおもはば

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