第二番 萬休山 観音寺

[宗派]真言宗豊山派

正観世音菩薩(御丈 一尺一寸) 

[所在]川崎市多摩区生田7-17-8

     044-922-2263

[最寄]小田急線 生田駅

     徒歩5分

由緒

川崎市多摩区生田字五反田村の北にあり、真言宗豊山派に属し、萬休山福聚院観音寺と号す。開山開基詳らかならず、伝に、昔、萬休といえる山伏あり濃州の産まれにて、寛永代に久しく相州鎌倉に住せし後、当村に来て草庵を結んで住し福聚院と号せしという。

萬休の遷化の年代は伝わらず。

歴代の内、寂年を記せしものの中に古きは法印恵秀寛永9年(1632)5月29日化すと記すを見る。

中興開山 法印賢階 享保8年(1723)8月3日化す。現本尊、大日如来一尺余の座像を招来す。

 

寺宝 不動像一躯 木像 長二尺 立身

   開山萬休在世の頃の本尊とせし像なりという。

寺宝 正観世音菩薩像 智証大師作 白檀木像

古碑 応永3年(1396)8月12日と記す古碑あり。

 

頼三樹 「野ぶどう」の一幅

英一蝶 「布袋図」の一幅

古信楽 室町時代の壺

御詠歌

もらさじと みちびきたまへ くわんおんじ

 しるもしらぬも みてのはちすに

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